介護職への転職または別の職場に転職しようとしている介護士の方々が転職に失敗しないように、介護歴10年と経験豊富な現役介護士である「スヌーピー好き介護福祉士」さんにご自身の転職の失敗事例と失敗しないポイント・後悔しない会社/事業所の選び方について伺いました。
介護転職失敗実例とよくある失敗
介護転職失敗の実例
私自身の転職失敗の例として、
- 「説明されていたことと違っている」
- 「職員にとって介護就職会社(事業所)に入って具体的なメリットの提示されていない」
と感じると失敗したと思う場面が多いです。
例えば、あまり調理が得意な方ではなかったのですが、調理する職場と説明されず、実際勤務が始まってから調理することを知り大変困りました。最初から知っていたら別の事業所を選択していたと思います。
また施設利用者様の取り組みはあっても職員が介護就職会社(事業所)に入ってメリットがあることを説明がないことや職員に聞いても答えられない職場であると職員を大事に考えられていない職場かもしれません。実際にそういった説明がない職場では職員を大事にしてないのでは?と疑問を持つ事が多かったです。
そのため今、転職する前の自分に伝えることができるなら、就職する前に説明された内容を鵜呑みにせず、積極的に説明されていないことについても質問して聞くべきだと伝えたいです。
特に職員が大事にされているかどうかも非常に重要なポイントなので、福利厚生や具体的な職員が仕事の取り組みやすい仕組みであるかを聞いて、自分に合う職場を選ぶと思います。
その他よくある失敗
その他これは自分の経験ではありませんが、周りの介護士仲間と話すとこういったことで転職に失敗したことがあると聞いています。
- 人手があまりにも不足していて忙しすぎる職場だった
- 研修制度などなく何も教えてもらえずミスを頻発してしまった
- 条件面だけで職場を選んでしまったが夜勤が自分の生活習慣に合わなかった
- やってみたら自分がしたい仕事じゃなかった
など、人によって様々でしたが、失敗の共通点としては事前に職場についての情報をしっかりと調べたり、質問できておらず、入社する前の情報・イメージと入社後仕事を開始してからの情報・イメージにギャップが出てしまったことにあると考えています。
職場選びで後悔しない3つの選び方
選び方①したいことや自身に合った仕事を選べられているか
- 「どういう利用者様と関わりたいか」
- 「自身が学びたいスキルに合った職場であるか」
- 「自身に合う仕事であるか」
が重要と言えます。介護はたくさんのサービスがあるので、どこの就職会社(事業所)にするかは非常に大事です。これらの目的を考え、選んでいければ間違ったことはないと思います。
自身のしたいことがない場合は、通所型また入居型施設である方が複数人で仕事をするので協力し合える環境と定期的な研修が施設であると不安も少なく働けるのでいいかもしれません。
訪問型の職場であると一人で現場をこなす場面が多いので、慣れてないと戸惑いを感じる場面が多いです。
選び方②給与、福利厚生などはいいか
- 「福利厚生が充実されているかどうか」
- 「賞与があり、給与面がいいか」
は介護就職会社(事業所)によって様々です。これらは職員をどれだけ大事にしているのかの目安にもなりますので、これらが充実している職場は介護士にとって働きやすい職場であることが多いです。
選び方③キャリアアップを考えられている職場か
- 「キャリアアップをしっかり考えられているかどうか」
具体的にキャリアアップの仕組みがあったり、キャリアアップの事例を説明してくれる職場かどうかも大事です。そういった職場である方が自身も目標を持ってモチベーション高く仕事ができるからです。
これらのことを自身で調べる・聞いてみるというのも良いかと思いますが、あまり時間が取れないといった方は転職エージェントに情報を集めてもらうというのも選択肢だと思います。
介護転職エージェントサイトについては別の記事でキャリアコンサルタントさんが解説をしていますのでこちらを参考になさってください。
介護転職で失敗しないために
今までお伝えしたことをまとめますと、
- 「したいことや自身に合った仕事を選べられているか」
- 「給与、福利厚生などはいいか」
- 「キャリアアップを考えられている職場か」
- 「職員にとって介護就職会社(事業所)に入って具体的なメリットはあるか」
をしっかり調べていれば失敗は少ないです。また、
- 「職員を大事にされている職場または研修が充実している」
- 「業務効率をよくするための取り組みをしている」
- 「キャリアアップするための取り組みをしている」
職場は総じて「給与がよい」ことが多く、安心して働き続けることができることが多いです。
またできれば介護就職会社(事業所)が様々な介護サービスを展開しているところがオススメです。様々な介護サービスと関わることができ、介護経験をたくさん積めるためです。
介護士と必要とされる職場はたくさんあります。自身に合わない職場と感じたなら他の職場に転職を考えてもいいかもしれません。
介護職ほど様々なサービスを展開しているところはなかなかないので、自身に合う職場はきっと見つかります。
また介護施設・職場ごとどのような仕事を行うのか別の記事で細かくまとめています。自身に合った職場探しの参考になさってください。
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